(LEDの影響) 谷沢川  


東急大井町線の「等々力駅」と「上野毛駅」間の電車の中から、上の光景が目に入ってきました。等々力渓谷を流れる多摩川の支流「谷沢川」とわかり、水源から1kmほど下流の用賀駅付近から終点の多摩川までの、4km弱の区間を歩いてみました。(2017年3月5〜7日撮影)

・・・東急田園都市線用賀駅付近・・・

道路の下の上流方向を覗き込んで見ると、黄色い色が続いて見えます。この川は雨水の排水路として、道路の側溝はすべてこの川に繋がっているそうです。

  
下流方向を見たところで、上は東名高速道路です。やはり黄色く澱んでいます。この先に(右写真)、水が出てきている場所がありました。


川沿いにあった説明によると、近年汚れが目立ち、水量の少ない川になってしまったため、2kmほど離れた仙川に浄水施設をつくり、きれいにした水をここまで送ってきて、谷沢川に流しているとのことで、その浄化方法は、水中の石についた微生物の働きを利用したものだそうです。この場所から、水の黄色い色が薄まっていました。

  
さらに歩いていくと、川の両脇が桜並木になっています。手前を横切る道路は環状八号線です。

  
環八沿いの桜は、枝が不自然にグニャグニャ曲がり、コブがたくさんついて弱っています。

  

  

  
どの木も、みんな苔が付き、ひび割れ、穴が空き、弱っています。

      

  
伐採されてしまった木もあります。この地域は、街路灯は従来のものでした。車や自転車のライトの直接の影響と、そのことによる土や水の微生物の変化が大きな影響を及ぼしていると思われます。

  
橋の手すりも、

  
排水口の水跡も、黄色い色が続いています。


・・・用賀駅より1.5kmほど下流地点・・・
  
橋の上より、上流方向を見たところです。また川の水が黄色くなっています。振り返って下流方向を見てみると、




真っ黄色です。ここは住宅街で、川の両脇は普通の住宅が並んでいます。

  
排水口からは雨水が流れ込んでいるはずです。ここまで、LED光により微生物が異変を起こしているということでしょうか。

  


橋のコンクリートも黄色です。

・・・・・・

   
さらに少し離れた下流も黄色くなっています。
・・・・・・

  
だんだんと薄まってきましたが、ここでも排水口からは黄色い排水が流れこんでいます。

  



・・・東急大井町線線路沿い・・・

電車の中から見えた場所です。

  
ここを走る東急大井町線の車両も、LED化されてきています。

  

  
線路脇では、切られたばかりと思われる切り株がいくつも見られました。手前の木も、枝が折れて、弱っています。

  
川沿いの高台にある木も、切り株になっていて、その脇の木々も、

  
2本とも穴が空いて弱っていました。

・・・等々力渓谷・・・
  
等々力渓谷遊歩道を歩きはじめてすぐ、前方に見えた光景です。崩れた土の割れ目から黄色い湧水が川に流れ込んでいます。


その脇では、土が崩れて、ヤシの木が倒れかけています。


この木も、、、同じ状態の木がたくさんあります。

  
渓谷の両脇を見上げると、斜面が崩れて木の根がむき出しになっている光景がずっと続きます。

  

  

  
土が脆くなっています。このままでは、木がどんどん倒れてしまいます。


上にはフェンスがありますが、その下の部分まで土がえぐられています。大丈夫でしょうか。

  
倒れている木も、たくさんあります。

  
渓谷の途中、上を環状8号線が横切っています。ここを走る車のヘッドライトの影響も大きく影響を及ぼしています。

  
川を見ると、川底に敷き詰めてある水の中の石が、全部赤茶色になっています。この渓谷には湧水池が33箇所あって、そのほとんどが川へ流れ込んでいるため、湧水が谷沢川の流量増加と水質浄化につながっている、ということですが、この石の色の異変はどういうことでしょうか。

  
水の底の石は、みな同じ赤茶色ですが、

  
水に浸かっていない部分は、通常の色です。用賀駅近くの説明書きにあったように、水を浄化してくれる、水中の石についた微生物に、異変が起きているのでしょうか。

  
右写真の、遊歩道脇の湧水溜まりにも、黄色い水があちこちに見られました。

  
川沿いのコンクリートには、ビッシリとやはり赤茶色の苔が付き、湧水が流れ込んでくる水路脇も緑の苔がビッシリとついています。

  
苔だらけ、です。

  
等々力渓谷を出た川沿いに小さな公園があり、そこにある木々が、みな激しく弱っています。隣が、駐車場になっているため、車のライトによる影響も大きいと思われます。地面も赤茶色の苔で覆われはじめています。

   
コブだらけで苔に覆われた木、幹が半分に裂けている木もありました。


そして、川の流れは多摩川へ注ぎ、海へと流れていきます。黄色くなった排水が流れ込む黄色い川や、土砂崩れのように木の根がむき出しになっている渓谷の光景は、今まで見たことがありません。川の周辺には大きな幹線道路や高速道路があり、等々力渓谷も、環状八号線が横切り、LED化された電車がそばを通ります。LEDのライトの影響を受けた雨水は変質し、微生物が異変を起こし、土が変わり、その影響が動植物に広く及んでいます。(2017年3月8日)

全国のLEDの影響    LEDについてのリンク